担当講義科目

大学院

大学院博士前期課程

地域看護学特論(1年次、2単位)

地域看護学に関する理論や活動の動向等について、講義、プレゼンテーションに対してディスカッションを行ない、個別・家族、集団・グループ、地域ケア支援に関する概念・理論、方法論について理解する。プレゼンテーション、ディスカッションは、地域看護における専門的実践活動および、実践への理論の適用可能性の観点から行ない、研究の方向性を探究する。


地域看護支援論(1年次、2単位)

地域看護学の対象者である個人・家族、集団、地域を理解し、支援するために、個別、集団、地域への支援に関する概念・理論・方法論・ツール等を理解し、対象にニーズに合わせた支援方法と評価について探究する。


地域看護学演習Ⅰ(2年次、2単位)

地域看護学実践の関心分野(母子保健、成人保健、高齢者保健、産業保健等)における対象(個人・家族、集団、地域)の健康課題を選び、系統的に文献検討を行ない、実践課題を研究的視点で捉える。研究課題をレポートにまとめ、ディスカッションを通して、地域看護研究の進め方を理解する。


地域看護学演習Ⅱ(2年次、2単位)

地域看護における高度な専門性を必要とする看護実践として、個別支援から地域支援へのプロセスを系統的に実践する。関心のある領域(母子保健、成人保健、高齢者保健等)で個別事例複数に対して、家族を単位とした家庭訪問を行い、それらの事例に共通する地域の課題を抽出し、地域ケアシステム構築について提案する。地域看護専門職の役割についてディスカッション等から探究する。


広域看護学特別研究計画(1年次、2単位)

広域看護分野の専門領域の教員の指導のもと、研究課題を探究し、研究マインドを涵養しながら研究計画書を作成するという一連のプロセスを身につける。


広域看護学特別研究(2年次、2単位)

広域看護分野の専門領域の教員の指導のもと,研究課題を探究し,研究マインドを涵養しながら研究計画書を作成し,研究を実施し,修士論文を執筆するという一連のプロセスを身につける。


大学院博士後期課程

広域看護学特論(1年次、2単位)

広域看護分野における理論や最近の研究動向を学び、看護実践を変革するための研究に取り組むため、地域看護学、在宅看護学、精神看護学領域それぞれの根幹となる考え方、最新の知見、用いる理論の傾向を含め、行われている研究を概観する。教員も広域看護学にかかわる研究の動向について学生と共有し、複数での指導体制の充実を図る。各領域における実践の場で用いられる研究手法の看護的活用について見解を深める。領域を超えた広域看護分野としての方法論の開発について学生が共有できるように授業を展開する。観察や介入を行うことを通して、自己の関心のある現象の焦点化を図り、研究実施に必要な研究方法を学ぶ。


広域看護学演習(1年次、4単位)

広域看護分野における実践を変革するための研究に取り組むための、広域看護分野の各領域で活用されている研究方法を概観する。また、実践の場で観察・介入を行うことで自己の関心のある現象の焦点化を図り、研究の実施に必要な研究方法を習得する。 


研究計画Ⅰ(1年次、1単位)

博士論文の研究計画立案の初期段階から、リサーチクエスチョン、研究デザイン、研究方法の一貫性や妥当性についての多面的な検討を行い、研究の方向性を見定める視点を修得する。情報収集方法についても、学生自らの研究にひきつけて検討する。


研究計画Ⅱ(1年次、1単位)

博士論文の研究計画立案の中盤段階から、研究全体の一貫性や妥当性についての多面的な検討を行い、博士論文作成のための研究計画の妥当性や信頼性を高められる能力を修得する。


看護学特別研究(通年、4単位)

学生は実践に根差した看護学の構築に向けて研究を実施するために博士論文作成の指導を受ける。関心のある専門分野の研究課題について文献検索・検討を実施しながら、研究の前提となる概念枠組みや研究の基盤を明確にする。研究倫理に基づき研究テーマ、研究目的、研究方法を明確にし、それに適したデータ収集・分析・考察等の研究の一連の研究プロセスについて修得する。本研究指導は主指導教員を中心に学生が複数の教員から指導を受けられるように構造化されている。


修了生の論文題目

辻優子(博士前期課程・研究者コース)

コロナ禍で乳幼児を育てる母親の育児感情とその関連要因の検討—ソーシャルサポートと受援力に着目して—


堀内寿美子(博士前期課程・研究者コース)

事業所の定期健康診断血圧有所見者へのセルフケア能力に焦点を当てた減塩指導における効果